インターネットが当たり前になった今の時代、「購入前に情報収集をする」ことが増えてきました。

情報の収集にはブログやWebサイト、SNSなどありますが、その中でも写真に重きを置いたマーケティングができる「Pinterest(ピンタレスト)」が最近注目を集めています。

Pinterestとは、ピン(保存)するという言葉から来ているサービスです。

今回は、Pinterestのビジネス向けサービスについて解説していきましょう。

Pinterestとは

Pinterestは、2008年にアメリカで生まれ、日本には2014年に入ってきたサービスになります。月間のアクティブユーザーは全世界で4億人以上になり、その内半数以上はアメリカ国外のユーザーになります。

Pinterestの中には現在、1750億個ものアイデア(Pin)があり、世界中のユーザーがそれらを見ています。

使用しているユーザーは、買いたい物や興味のある物に対しての情報を検索するので、未来の自分への情報収集という位置づけで使う場合が多いです。

イメージとしては、画像検索をサービス化したもの、と捉えると良いでしょう。そのため、Pinterestでは、インターネット上で見つけた画像をピン(保存)するのがその主な目的になります。

Pinterestには、一般向けとビジネス向けがあり、それぞれ簡単に切り替えが可能です。大きな特徴として、コンテンツの2/3が企業発信というのがあります。
そのため、画像をクリックすると企業サイトへ誘導できたり、自社サイトへの導線として活躍してくれます。日本における調査で、「購入ボタンがあったら使ってみたいツール」で一位を取っています。

Pinterestでできること

画像にリンクをつけられる

Pinterestと似たようなサービスでInstagramがありますが、決定的に違いうポイントは、画像に外部リンクをつけられる点です。

Instagramでは画像のテキスト部分にURLを入力したとしても外部リンクとして動作しませんが、Pinterestでは画像そのものにリンクをつけられるので、外部リンクとして作用します。

Pinterestは、Instagramよりも外部サイトへの誘導ができるサービスです。

シェアできる

Pinterestには「リピン」と呼ばれる機能があります。これは、他者の投稿を拡散する昨日で、TwitterだとRT、Facebookだとシェアに当たる機能です。

Instagramでは公式アプリ内には拡散機能がないため、Pinterestの方が情報の拡散能力は高いと言えます。

Pinterestアナリティクス(アクセス解析)

Pinterestのビジネスアカウントでは、「Pinterestアナリティクス」と呼ばれるアクセス解析機能があります。自分が運営しているPinterestの解析ができるので、運営上有効に使えます。

Pinterestそのもので解析するため、Googleなどの検索エンジンと比べても反応が早い傾向にあります。

PinterestアナリティクスはPinterest上のコンテンツを解析する上で非常に有効なツールですが、始めたばかりは以下に気をつけましょう。

・始めたばかりの時期はチェックをしすぎない(コンテンツ不足のため)
・結果が出るまでのタイムラグがある
・運用目的に沿ったアクセス解析を行う

特に始めたばかりの頃は、アクセスがつい気になってしまいます。ですが、GoogleのSEOと同じように、コンテンツのパワーが上がるまには時間がかかります

Pinterestの登録方法

ここからは、Pinterestの導入方法を解説していきましょう。

登録

手順1

Pinterestの公式サイトにアクセス

手順2

公式サイト右上にある「ビジネス向け」をクリック

手順3

「登録する」をクリック

手順4

メールアドレス、パワスワード、年齢などの必要項目を入力していく

手順5

登録完了

設定

登録が完了したら、次は初期設定をしましょう。

初期設定では以下の項目を行います。

以上の3つで大丈夫です。

サイト認証

まず、連携したいサイトと認証します。

手順1

 

プロフィールを設定します。希望する項目を選択。

手順2

 

プロフィールの編集をします。プロフィール入力では、

・アイコンのアップロード
・ビジネス名(プロフィール用の名前)
・ユーザー名(ドメインの後に続くURL)
・プロフィールについて(マイページに表記されるプロフィール)
を最低限入力しておきましょう。
手順3
「ドメイン・アカウント認証」から連携させたいサイトのドメインを入力し、「認証する」をクリック
手順4
「HTMLタグを追加する」を選択肢、表示されたタグをコピーする。
手順5
サイトにタグを貼り付ける。
手順6
Pinterestに戻り、「送信」をクリック。ドメインの右に緑色の✅があればOK

リッチピンの導入

Pinterestの機能リッチピンは、ブログやサイト運営でブランディングを強化したい時に使いたい機能です。

ビジネスアカウントに設定したリンク先から、ピンに追加する詳しい情報を自動で取得してくれる上、Pinterest内の検索でヒットしやすくなる効果を持ちます

リッチピンには4種類あり、

・リーディングピン(ブログ向け):見出しや記事の説明(例:Twitterカード)
・アプリピン(アプリ向け):アプリインストールボタンあり
・レシピピン(料理メディア向け):料理で使うレシピや調理時間を表示
・プロダクトピン(ショップ向け):価格や購入先、在庫状況を表示

運営目的に合わせて活用しましょう。

WordPressの場合、使用しているテーマによってリッチピン(OGP)が設定されているかどうかが変わってきます。もしテーマにOGP設定がない場合、プラグインから「Yoast SEO」をインストールすれば使用できます

サイトやブログ内の画像にPinterestの「保存」ボタンを設置

運営するサイトやブログにある画像にカーソルを置くと自動的に「保存」ボタンが表示される設定をしましょう。

これを行うことで、サイトからの直接保存が増えやすくなるメリットがあります。

設置は簡単です。以下の3つのステップで完了します。

1.Pinterestウィジェットビルダーにアクセス
2.「保存ボタン」を選択肢、ボタンの形・サイズを選ぶ(種類はホバーを選択)
3.サイトにタグを設置

これだけです。3分もあれば終わりますので、やっておきましょう。

Pinterestの効果的な使い方

ここかはら、Pinterestの効果的な使い方を解説していきます。

定期的にピン(保存)する

運営するサイトへの誘導させるには、定期的にピン(保存)をすることが最も効果的です。その際、ブログのように一貫性を持って行うことが重要です。

様々なジャンルをピンしていては、ユーザーに混乱を与えかねません。一貫性を持たせることで、ユーザーが保存することにより露出度が上がっていくでしょう。

製品紹介のボードを作成

Pinterestにはボードいう機能があります。ボードは前述したウィジェットビルダーに項目がありますので、そこから導入しましょう。

ボードは商品をひとつにまとめたもので、例えるならスマートフォンのアプリを一箇所に集めた状態に似ています。iPhoneやAndroidで特定のアプリをひとつのフォルダにまとめた状態と良く似ています

Pinterestは画像を主としたメディアなので、ユーザーの感覚に訴えられるようなボード作りを意識しましょう。
また、ボードに入れるピン全てにサイトのURLを入力しておきましょう。

キーワードの設定

Pinterestでユーザーが検索する際に、使用するであろうキーワードを考えておきましょう。それらのキーワードをボードのタイトルや説明文に入れることで、検索結果に表示されやすくなります。

まとめ

Pinterestは、日本の利用者数が徐々に伸びてきているサービスです。画像を使っての視覚的な訴えに加え、これから情報を集めたいと思うユーザーの利用率がほとんどを占めます。

・運営するブランドの訴求力強化
・認知度強化のためのマーケティングツール
・コンテンツへのファン獲得
Pinterestは「未来の自分の可能性を広げるために使う」ツールです。TwitterなどのSNSと比べてその瞬間の爆発力はありませんが、ファンを作るという意味では非常に有効でもあります。
Pinterestを利用して、自社のファンを増やしていきましょう!

 

 

 

 

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