「SEOって良く聞くけど、どういう意味なの?」
「ネット運営を任されたけど、SEOがいまいち良くわからない。」
SEOはネット運営をする上で欠かせない言葉になります。
しかし、ネット運営に慣れていないと、聞き慣れない言葉なので身構えてしまうかもしれません。
今回は、このSEOについて解説していきたいと思います。
SEOとは?
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略称であり、日本語にすると「検索エンジン最適化」となります。読んで字の通り、検索エンジンに対して最適化をするための行為をSEOと呼びます。
我々が日常でパソコンやスマホ、タブレットを使って、GoogleやYahoo!などで検索した際、検索した結果を表示する仕組みを「検索エンジン」と呼びます。
要するに、検索エンジン最適化とは、自身が運営するサイトを検索エンジンに最適化し、検索結果の上位に表示させることを指します。
SEO対策は必要?
現在、市場のマーケティングの主流がデジタルへと移行し始めています。そのため、SEO対策への重要度は近年ますます上がってきています。SEO対策を行いGoogleやYahoo!の検索結果上位に表示させることで、自サイトのブランド価値を上げることが必須になってきます。
自サイトが検索結果上位に表示されることで、以下のメリットが得られます。
・トラフィック(アクセス数やデータ量)の増加
・CTR(クリック率)が向上
・ブランド価値が高く評価される
以上の3つのメリットを得られれば、サイトの価値が検索エンジンに評価され、ひいてはコンバージョンにも繋げやすくなります。
SEOの仕組み
SEO対策を行うためにも、まずはSEOの仕組みを理解していきましょう。
検索エンジンの種類
日本でよく使われている検索エンジンは、GoogleとYahoo!で、合計すると9割近くを占めています。しかし、それぞれに対策が必要なわけではありません。
検索エンジンの収益とは?
では、Googleでは何故ユーザーへ無償で検索結果を表示させているのかを解説していきます。
といっても、Googleの収益モデルは、リスティング広告に寄るものが大きいです。リスティング広告とは、検索時に検索上位に表示される「PR」とついたものがそれに当たります。このリスティング広告がユーザーにクリックされる度にGoogleへ収益が入る、という形です。
つまり、良い検索結果を表示させて集客をすることで、Googleは収益を上げられるという訳です。そのため、Googleはユーザーの価値になる記事を常に求めています。
検索エンジンの仕組み
検索エンジンの根幹となっている仕組みは、「クローラー」と「インデックス」の2つがあります。
検索を専門に行うプログラムで、世界中のWebページからあらゆる情報を収集する役目を持ちます。○インデックス
クローラーが集めた情報を登録しておくデータベースのことです。
世界中のWebサイトを参照するので、ただインデックスから情報を持ってくるのではなく、ユーザーが検索したキーワードに対して関連度の高いページを表示させまるアルゴリズムが設定されています。
この際、Googleが定めたガイドラインに従って運営しないと、検索結果で下位に表示されます。そのため、Googleのガイドラインは必ず読み、対策を講じるようにしましょう。
SEOの種類
次にSEOの種類を見ていきましょう。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、「検索結果からサイト流入数を増やすために、継続してコンテンツを発信していくSEO」のことを指します。
Googleのガイドラインに沿った構成
SEO対策においては、Googleのガイドラインに沿った検索エンジン最適化が必要になります。Googleは常に利用者(ユーザー)について有益で優良なコンテンツが必要になるので、サイトの内部をわかりやすく整理する必要があります。
例えばですが、東京都内のマンションの記事を書く場合、
東京都>新宿区>大久保>マンションの記事
のような階層を作るなど、ユーザーがわかりやすい形にしましょう。
ターゲットの明確化
Webサイトを運営するということは、何らかの目的があると思います。
自社製品やサービスの宣伝や販売など理由は様々ですが、Webサイト運営の目的と、それに沿ったターゲットを明確化することが必要です。
そうなると、WebサイトのSEO対策も取りにくくなるので、必ず明確化しましょう。
キーワードの候補を設定
サイトの明確化やターゲットの設定が既に終わったなら、次はコンテンツ作成のためのキーワードを設定していきましょう。
キーワードを設定することで、サイトのコンテンツにどんなユーザーが来るのかが決まってくるので、コンテンツ運営に関連するキーワードを選びましょう。
そのためには、GoogleアナリティクスやSimilarWebなどの分析ツールを使って、自サイトへ流入する際のキーワードを調べておくと良いでしょう。
Webサイトの表示速度の向上
Webサイトの表示が遅くてイライラしたことありませんか?
サイトの表示速度もまた、SEOの一つになります。前述したようにGoogleは「ユーザーについて有益で優良なコンテンツ」を重要視しています。つまり、サイトの表示速度も重要になります。
・サーバー速度
・画像の容量(小さければ小さいほど良い)
サイトの表示速度についてはサーバーごとによって変わってくるので、以下のリンクをご参照ください。
SEO対策
では次に主な対策について見ていきましょう。
検索キーワードの選定
作りたいコンテンツの中で、どのキーワードがどれだけのボリュームになっているのかを調べましょう。キーワードについては「Googleサーチコンソール(通称:さちこ)」などを使うと良いでしょう。
また、キーワードを組み合わせてより具体的にすること(東京都+マンションではなく、東京都+新宿区+大久保+マンション)でよりユーザーのニーズに応える方法があります。
コンテンツ量
インターネットの世界では、何よりも量が大事になります。不定期に更新するブログよりも毎日更新するブログの方がGoogleに評価されやすいです。毎日が難しいなら、この曜日に必ず更新するなどの予告をすることで、定期的にコンテンツを増やし、かつユーザーに更新日を周知させるなどの方法も良いでしょう。
コンテンツの量を増やしても、内容が薄くては意味がありません。Googleはコンテンツに対して「オリジナル性があり、かつ専門性の高い内容」を評価します。コンテンツ内には必ず選定したキーワードと関連した情報を記載しましょう!
また、文字数も明確な基準は公表されていませんが、最低でも2000字は書いたほうが良いようです。
タイトルやタグ(目次)を最適化
SEOにとって、タイトルやタグ(目次)は非常に重要な要素です。タイトルやタグにはSEO対策を行うキーワードを必ず入れ、わかりやすく完結にまとめることが必要です。
内部リンクを設定する
コンテンツ内に訪れたユーザーに対し、同様のコンテンツを持つ内部リンク(同サイト内へのリンク)を設定することで、ユーザーの回遊率を上げられる要因になります。回遊率を上げることで、Googleからの評価も受けやすくなります。
回遊率を上げる方法としては、以下のものがあります。
・コンテンツの最後に関連リンクを貼る(こんな記事もオススメ、など)
・コンテンツの合間に、リンクカードを設置する
・外部リンクを設置(参照記事、など)
・文字にリンクを設置(文字をクリックしたら公式サイトに飛ぶ、など)
分析ツールを使う
サイトでただコンテンツを発信し続けるだけでは、SEO対策にはなりません。発信したコンテンツを分析し対策を講じることで、SEO対策はより強固なものになります。
コンテンツを訪れているユーザー属性や流入先、検索順位などを分析し、PDCAをしっかり回していきましょう。
まとめ
SEOは対策がなかなか難しい分野です。Googleのガイドラインでも明確な評価基準が公表されておらず、検索エンジンも日々進化しているので、これをやれば正解というものがありません。
自サイトを運営する中で、SEO対策を行いながら新しいコンテンツを発信し続けると共に、サイト全体のチューンアップも行っていくと良いでしょう。
ユーザーにとって有益で優良なコンテンツをGoogleが求めている以上、常にユーザーのニーズに応えられるよう、素早く柔軟な対応を心がけるようにしましょう。